BAN×KARA ZONE-UK店長のブログ

バンカラという梅田にある生バンドカラオケのお店で店長をしています。一児のパパです。元芸人でフラワーズオブロマンスというコンビで活動していました。気が狂うくらい子煩悩。

元芸人からみたM-1グランプリ

M-1を観ました。

 

 

 

 

僕は2004年にNSC(吉本の養成所)に入ってから毎年出ていたので、参加していないM-1は13年ぶりです。

(途中開催していない時期もあるが、THE MANZAIに出ていた。)

 

 

 

 

結果的には最高3回戦とビミョーな結果だったけれど、毎年真剣に、そして一年で一番気負って戦う大会でした。

 

 

 

 

芸人にとってM-1はとても大きな存在なのです。

 

 

 

M-1は芸人に決断させる。

 

 

 

M-1終わりの時期はたくさんの芸人が解散します。

 

 

 

 

一年で一番のチャンスをものにできなかった漫才師達は、自分達の漫才ではダメだった事を思い知らされ、コンビを変えるか芸人を引退する選択肢を選ぶからです。

 

 

 

 

僕が解散した要因もM-1が大きかったと思います。

 

 

 

 

今年もたくさんの漫才師たちが解散するんだと思います。

 

 

 

 

華やかな栄光を掴む一組の勝者の裏には、当たり前だけど数千組の敗者がいる。

 

 

 

 

たった数分のネタの為に、漫才師たちは一年をかけて何十本、何百本もネタを書き、何千回、何万回と稽古をします。

 

 

 

 

あのたった数分には背景に何百、何千という時間が費やされています。 

 

 

 

 

だから今年のジャルジャルさんのように普段見れない感情が見れる大会なんだと思います。

 

 

 

 

普段無機質な部分しか出さない福徳さんから出た、悔しい表情と、頭をかきむしりながら発した「お前ようボケれんなぁ。」ってセリフに涙が止まりませんでした。

 

 

 

甲子園のようだった。

 

 

 

けれど振り返ってみると、 M −1には毎年楽しかったなぁという印象しかありません。

 

 

 

 

「大人になったのに、こんなに吐くくらい緊張させられて、ワクワクさせてくれる。甲子園みたいだなぁ。」と毎年楽しかった。

 

 

 

未練

 

 

 

「よく未練はないの?」と聞かれますが、自分でもよくわかりません。

 

 

 

 

今でもビシッとスーツを着てなんばグランド花月に立つ先輩方はとってもセクシーで憧れだし、同期や後輩がなんばグランド花月に立っている姿をみると嫉妬すると思います。

 

 

 

 

でも今回の大会を見て、不思議と漫才ができない事に対する悔しさや、羨ましさが湧かない事に気づきました。

 

 

 

 

それだけビジネスの世界の面白さにのめり込んでいるのだと思います。

 

 

 

 

いつか経営者になって自分の自由な時間が作れたら、また漫才したくなったらすると思います。

 

 

 

 

僕は肩書きなんてものに囚われないし、その時にしたい事を全力で取り組んでいく。と決めているからです。